機密漏洩事件と言えば、「個人情報を何百万件も漏洩した」というようなニュースを思い出すと思いますが、個人情報だけでなく
①お得意先様の機密情報を漏洩してしまった
②ライバルに知られてはいけない自社のノウハウを漏洩してしまった
というような事件が色々とおきています。
今回は ②ライバルに知られては不味い自社のノウハウを漏洩してしまった という事件をお伝えします。
事件① 「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトが、「はま寿司」の営業秘密を不正に取得した事件
カッパ・クリエイトに罰金3千万円の有罪判決
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「かっぱ寿司」社長、はま寿司仕入れ情報持ち出しか 警視庁が逮捕状(朝日新聞DIGITAL)
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「かっぱ寿司前社長に有罪判決 ライバルはま寿司の営業秘密を不正入手(朝日新聞DIGITAL)
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事件② 化学メーカー(株)MORESCOから車の部品製造に使う潤滑油に関する営業秘密を持ち出した事件
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営業秘密持ち出し MORESCO元社員に有罪判決(産経新聞)
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自社のビジネス優位性になるようなノウハウをライバルに横流しするという事件が度々おこります。そのほとんどが幹部の退職と同時におきています。
退職者の機密情報へのアクセスや頻繁な機密情報へのアクセスを制御・監視する必要があると言えます。